ブログ
ツボ(経穴)とは?
ツボ(経穴)という曖昧な言葉
「ツボを押すと肩こりが楽になる」
「このツボは胃腸に効く」
こういった言説はよく耳にしますが、「ツボとは何か?」を医学的に説明しようとすると、非常に難しい問題になります。
東洋医学における経穴の定義
東洋医学においてツボとは「経絡上に存在する、生理・病理的に重要な反応点」とされます。
経絡は「気・血」が巡るルートとされ、経穴はその流れに作用できる場所と考えられています。
臓腑(内臓)と体表、または全身のバランスをつなぐようなもので、経穴に刺激(鍼・灸・指圧)を加えることで、身体の恒常性維持機能を助けるされています。
西洋医学的な視点:解剖学と機能の一致点
一方、西洋医学では「経絡」や「気・血」といったエネルギー概念は採用されていません。
しかし近年、解剖学・生理学の観点から、いくつか示唆が報告されています。
1. 神経分布との一致
多くの経穴は、末梢神経の分岐点や皮膚知覚神経の密集部位に重なっています。
例:合谷(LI4)は、正中神経・橈骨神経支配領域に近接。
2. 筋膜・結合組織
解剖学的に、筋膜の交差点や滑走性の高い部位に経穴が集中しているケースも報告されています。
3. 局所循環と内臓反射
一部の経穴では、刺激による血流増加や皮膚温上昇が確認されており、
内臓体性反射や軸索反射による反応と一致する可能性があります。
ツボの効果は構造というより反応点として説明されつつあります。
つまり「ツボ=物理的に存在する場所」というよりも、身体の異常を反映しやすい部位”かつ“介入が有効な部位と考えると思います。
鍼やお灸にちょっと興味あるけど…まだ不安という方に、少しでも始めるきっかけになればうれしいです◎
美容鍼のメカニズム♪
「最近、肌のハリや弾力がなくなってきた…」そんなお悩みをお持ちの方に注目されているのが、美容鍼灸。中でも注目されているのが、コラーゲンとエラスチンの産生促進効果です。ではなぜ、細い鍼を刺すだけで、肌内部の成分が増えるのでしょうか?
まず、皮膚に鍼を刺すことでごく微細な傷(マイクロトラウマ)が生じます。体はこの「微小損傷」を修復しようとする過程で、線維芽細胞が活性化され、コラーゲンやエラスチンの合成が促されます。線維芽細胞は真皮層に存在し、皮膚の構造と弾力性を保つ重要な役割を担っています。
また、鍼の刺激により局所の血流が促進され、酸素と栄養素の供給が向上。これにより組織修復がスムーズに進み、肌再生のスピードも加速します。さらに、鍼による刺激は成長因子の分泌を促進し、これもコラーゲン・エラスチン生成の後押しとなります。
もうひとつ重要なのが、自律神経系への作用です。美容鍼は副交感神経を優位にし、ストレスホルモンであるコルチゾールの分泌を抑制。慢性的な炎症反応を緩和することで、皮膚のターンオーバーが整い、コラーゲン分解酵素(MMPs)の過剰な働きを抑える効果も期待できます。
さらに近年では、美容鍼による微細刺激が皮膚のメカノレセプター(機械的刺激受容体)を活性化し、表皮・真皮間の情報伝達にポジティブな変化をもたらすこともわかってきました。
つまり、美容鍼は「ただ血流を良くする」だけではなく、皮膚の細胞レベルに働きかけ、内側から肌の構造を再構築する働きがあるのです。自然なアプローチで肌にハリ・ツヤを取り戻したい方に、美容鍼灸は非常に理にかなった選択肢になるかと思います!
ぜひ一度お試しください♪
2025年 学会参加日記 ~名古屋で学びとグルメの旅~
5月31日・6月1日
~名古屋で学びとグルメの旅~
第74回 全日本鍼灸学会学術大会 名古屋大会へ参加してきました!
全国かは熱心な鍼灸師・学生が集まり、最新の知見や技術を共有する熱気に包まれた2日間。
改めて「鍼灸って面白い」と感じられる、有意義な時間でした!
会場には企業ブースが設けられていています。
さまざまな関連機器や製品の展示もあり、自分が知らない商品がたくさんありました。
特に「美容」の分野が印象的で、臨床での応用について多くの学びがありました!
気になるセルフケアの商品があり、メーカーの方に直接お話を伺えたことで疑問点などが解決し、つい購入してしまいました!
美容鍼との相性も良さそうで、また使用感はレポートしようと思います!
さて、学会だけで終わらせないのが名古屋旅の醍醐味。
初日の夜は、学会後に「ひつまぶし 花岡」さんへ。
時刻は19:30で、待ち人数は約60人…
前に並んでる方が話しかけてくれて、その方は17時から待っているとのことでした。
待ちブラして戻ってを3回ほど繰り返して、ようやく入店。
時刻は22:30
自分達が呼ばれる頃には、次の日の予約表がすでに埋まってきていました…すごい
肝心なひつまぶしですが、外はカリっと中はふっくら香ばしく焼かれた鰻がたまらなく、薬味や出汁で味を変えながら、最後の一口まで大満足。
親しみやすい雰囲気で、最後まで素敵な笑顔で送ってくれました!
ホスピタリティを見習わないといけません!
名古屋といえばもう一つ、味噌カツ「矢場とん」も外せません。
柔らかいとんかつに濃厚な味噌ダレが絶妙に絡んでいて、
ご飯が止まりませんでした!
学会の疲れが吹っ飛んでいく、名古屋メシ達でした!
石田にとって初めての学会参加でしたので
不安を感じておりましたが、様々な分野の発表や他の先生の考え方をうかがえてとても勉強になりました。
今回学んだ内容に併せて、さらに知識を蓄え臨床の現場に活かしていきます。
学びも、食も、しっかり満たされた名古屋滞在。
また次に訪れるのが楽しみです♪



